ホームエレベーターのルームサイズには規格があります

ホームエレベーターの規格についてですが、通常ルームと呼ばれている箱の幅に規格があります。一般的には開口部には650ミリメートル、730ミリメートル、770ミリメートル、850ミリメートル、1000ミリメートルなどがあります。これは設置する住宅の大きさや、利用する方の状況に合わせて選ぶことができます。

通常、車椅子の利用を考えていない場合、2人乗りタイプでしたら開口部は650ミリメートルが一般的です。このサイズの設置場所は畳1畳ほどで建設可能です。

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その為、設置できる住宅の幅が広がります。このサイズは基本1名~2名の利用を想定して設計されています。その為、最大重量は150キログラムとなっていますが、省スペースに設置したい家庭にはピッタリのサイズになっています。

また、介護などの利用を想定した場合、介護者が同乗したり車椅子を想定するならば、間口850ミリメートルサイズが使いやすく、売れ筋となっています。通常、自走式の車椅子または介護式の車椅子の横幅は700ミリメートルになります。

奥行きは、介護者が同乗しない場合で1070ミリメートル、同乗する場合で970ミリメートルとなっています。間口850ミリメートルサイズのホームエレベーターは各社から数多く出ていますが、機種選定においては介護者がいるのかどうかが問題になってきます。介護者無しの場合の方が、より広い奥行きが必要なため、注意が必要です。この売れ筋の間口が850ミリメートルサイズのものは、700ミリメートルのものに比べて奥行きサイズも1200ミリメートルクラスになり、車椅子のままホームエレベーターに乗り込むのが可能になります。

また、車椅子での利用を考えて作られていますので、介護者と車椅子の方、2人が乗ってもゆったりと感じられるサイズになっています。

最大重量も200キログラムまで可能ですので、大人であれば3名はゆったりと乗れます。最大の広さになる1000ミリメートルサイズになると、通常のビルなどのエレベーターとほぼ同じくらいの広さになります。このサイズになれば使用に関してまったく不便を感じることはありませんが、設置にはそれなりの広さが必要になってくるので注意が必要です。ホームエレベーターは利用される方の状況を考えて、間口サイズを見て選ぶのが一番です。

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